自分史というものは、その人の人生を残すものです。

そのため、ある程度の文章量が必要だと私は考えています。

 

ここ数年、

「インタビュー・製本も含めて数万円」という自分史をよく見かけますが、

その文章量を確認すると、だいたい5ページ前後が多いようです。

おそらく2000〜4000文字くらいでしょう。

小学生の作文で使う原稿用紙が1枚400文字ですから、

だいたい5枚〜10枚ということになります。

 

人生のイベントをテンポよく振り返れば、

それくらいでまとめることもできるかもしれません。

しかし、私のこれまでの経験からすると、

この文字数では全く足りないと感じます。

 

自分史を作るお客様にとって重要なのは、

実は「細かくて具体的な内容」です。

思い出に残っている場所のこと、

記憶に残っている誰かとの会話、

些細だけれど大切な出来事をしっかりと書くためには、

おおよそ100ページ〜160ページ、

4万文字〜6万文字くらいの原稿が、

多くのお客様にとって必要だと思います。

 

特に会社経営を経験された方の人生は、

ノウハウの塊であり、生きる知恵に溢れています。

ぜひ、自分史を作られるときは、

まとまった文章量で作る、ということを考えてみてください。

 

その方が読み応えのある自分史になり、

ご家族やご親戚、知人・友人、その他の関係者の方にとっても、

間違いなく役に立ちます。