自分史作りの仕事をしていると、

自分史を作られたご本人だけでなく、

まわりの方が幸せそうな事に気がつきます。

 

理由はいろいろあると思います。

大切な人の過去を共有し、

その中に自分のルーツを見つけ出せること。

 

今まで知らなかった、

大切な人を形作ったエピソードを

知ることができること。

 

自分自身では想像もしなかったような、

大切な人からみた自分の存在を、

実感できること。

 

自分史のご依頼をご本人だけでなく、

配偶者、子供、孫の方からいただくことが多いのは、

やはり「大切な人の事をもっとよく知りたい」、

という気持ちが人間にあるからではないでしょうか。

 

かつて読んだ大和和紀の「菩提樹」という作品に、

「知ることが愛なのだ」という言葉があります。

 

ちょっと口に出すのは恥ずかしいですが、

「自分史とは愛を形にしたもの」

なのかもしれませんね。